多彩な文化が魅力のベイエリアで、バラエティ豊かなアートを楽しみましょう。このエリアには、多数の優れたアートスポットが点在しています。アート巡りの第一歩はゴールデンゲートパークから。手入れの行き届いた庭園が美しいこの公園には、サンフランシスコの文化施設が集まっています。建物全体を銅で葺いたデ・ヤング美術館では、メジャーなコレクションの特別展と、クラシックな絵画、彫刻、装飾美術品などの膨大な所蔵コレクションの常設展を設けています。同美術館の高さ44メートルのタワーからは、サンフランシスコ市街とサンフランシスコ湾の見事な眺望を楽しむことができ、タワーの入場は無料です。パーク内のコンコースを進むと、カリフォルニア科学アカデミーがあります。最新のエコ・テクノロジーを活用した世界で最も環境に優しいとされる建物内には、自然史博物館、水族館、プラネタリウムなどが入っています。
サンフランシスコ湾とゴールデンゲートブリッジを望む岬には、リージョン・オブ・オナー美術館があります。ボザール様式の建物内には、古代およびヨーロッパの作品が展示されており、入口前にはロダンの有名なブロンズ彫刻「考える人」が置かれています。また、サンフランシスコのプレシディオにはウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアムがあり、ミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーの偉大な業績と革新に触れることができます。また、ミュージアム・オブ・クラフト・アンド・デザインでは、芸術の既成概念にははまらないデザイナーや作り手、アーティストによる作品が展示されています。
あらゆることがテクノロジーの先端をいくベイエリアの評判通り、マーケットストリートのワンドームは、インタラクティブで没入型のアートに特化したコミュニティスペースとなっています。世界各地から集められた遊び心満載のデジタルアート作品やインスタレーションが展示されたおよそ1,900平方メートルのハイテクワンダーランドは、実は、会場と訪問者のコラボレーションによってできるものです。プロジェクション、音楽、音、そして光を伴う体験を通して息が吹き込まれ、二度と同じものが繰り返されることはありません。 好奇心が旺盛な子供、もちろん大人も必見です。
子供をターゲットにしたチルドレンズ・クリエイティビティ・ミュージアムの展示では、2~12才向けのマルチメディア・アートやテクノロジーを体験することができます。アニメーション、ロボットコーディング、キネティックサンドによるAR(拡張現実)砂遊び、その他多数のアクティビティに加え、訪問者はDIYクラウドギャラリーにて博物館のモットーである想像・創造・共有を実現することができます。
他にも行く価値のあるベイエリアの博物館としては、カリフォルニア州立オークランド博物館(OMCA)が挙げられます。テラス付きの庭園に囲まれたミッドセンチュリーモダンな建物内には、カリフォルニアの芸術、自然科学、歴史に関する展示が設けられています。OMCAでは、毎週金曜日にライブ演奏や飲食トラック屋台の出店などを楽しめる地域色あふれるイベントが開催されます。シリコンバレーのサンノゼ美術館は、西海岸の現代美術を展示。そのすぐ近くにあるテック・イノベーション博物館は、テクノロジーと科学が凝縮された体験型の展示物で子どもたちに大人気の博物館です。